昔のネスト



 ネストの昔


 どんなに足掻いたって自分の性格はこれ以上変わり用がない。最近そういうふうに感じる事が多々あってその度に何故か心のどこかが静かになっていく気がする。
 自分は自分なのだけれど自分じゃないような気がしてならない。どうしてそうなるんだか考えても答えは見つかるわけがなくて、考えていくうちにどんどん深みに嵌っていくと言うか、真相から離れていっていると言うか。
 どんどん自分がなんなのかわからなくなってきてなんかこれだと昔に逆戻ったみたいだ。

 ティ・ル・ルタ・ピ・アビゼラ?
 私は何処へ向かうのか?

 あーあ
 毎日が無駄な気がする。



 

 ネストは昔はそこらへんの道端にゴミのように捨てられていたわけだ。それをメックスが発見して、発見ついでに拾って修理して。
 で、別に一緒に住む気はなかったけれども修理してもらってからネストはすっかりメックスに懐いてしまったと言うわけなんですね。

 ネストは捨てられる前の記憶すべてが抜け落ちているから、母星への思いもへったくれもなく、ただ自分を助けてくれたメックスのことを主人として慕っている。
 グランネストとしての本能は残っているからね。
 別にそれが何と言うわけでもなく、本人はメックスと一緒に入れればそれでいい。

 ところがメックスと言えば、ネストに大して保護者的気持ちで、ネストか自分を「マスター」と呼ぶのが気に喰わない。でも本音を言うのは恥ずかしいから言っていない。

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プロフィール

夢海 音湖

Author:夢海 音湖
ファンタジー小説を書くのが好きな夢見がちな頭を持つ人間
小説やマンガの話は別世界で本当に起きていると信じている
只今演劇部の部員
それによりこのブログも演劇部の話に占領されつつある

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