例えば、もしも私がオレアナの事を死ぬ程好きだったとする。だとしたら、きっと私は何があっても彼女の事を守ろうとすると思うのだ。
ジャア、今ノ貴方ハ本気ジャナイノ?
いや、本気なのだ。ただ、好きの種類が少し違うだけ。私の場合、恋愛感情とはまた別の物のようなのだ。
……ソレッテ、何ナノ?
お前にはまだ分からないと思う。お前が大きくなったら、少しは分かるかもなのだ。
…………。
ボク、ハ、大キクナン、カ、ナラナイ、ヨ?
それは、誰もがボクに対していう言葉。分かっているのに、分かっているはずなのに彼等は、すぐに何かあればその言葉を口に出す。
それ程、ボクが人間に見えるんだろう。でも、見た目は人間でも、中身は沢山のコードやチップで構成されている精密機械だよ? 大きく何かなれないんだ。
生まれた時からずっとそうだった。生まれた頃はそんな事、気にした事なんてなかった。だってボクたちに与えられた感情は、「マスター」への愛情と服従だけ。悲しみや苦しみなんて、持ち合わせていなかった。
なのに、なに? 何で胸が苦しいの? ボクは皆と違う。そんなのあたりまえじゃないか。ずっと前から知っている事実だ。今更かえるなんて事は出来ないんだ。ボク、は、ロボッ、トなんだか、ら——
マスター、マスター、悲シミヤ苦シミトハ何デスカ?
……何故、そんなことをきく?
ジオライトサンガ、ソンナ事ヲイッテイタノデ。
……そうか。
マスター、マスター、悲シミヤ苦シミトハ何デスカ?
……お前には必要のないものだよ。
いつか書こうと思う小説の原形。原石。グランネストの設定が今一つはっきりしない。
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