はしっこで独り言

日常の掃溜め。主な内容は演劇部とラビアレとMETEOS。——本家「Empty SORA」の方から来た方はブラウザで戻るか横のリンクからもう一度入ってください














息抜きをしよう :暗い闇の縁に立ち:








   :101:





眼を瞑れば黒い点が見える

あの点はいったいなんなんだろう

考えたところでわかる訳がなかった







お前にわかるはずがない

あれがお前の心の中にある「邪」だとは

自分の「邪」など そんな点ではわからないのだ







真っ白な場所に見える黒い点

前に見えていたのよりも少し広がっている様な気がする

きっと気のせいだ



あ また大きくなっている

前は胡麻粒程だったと言うのに

今は小石程の大きさになってしまっている



あの黒い点はいったいなんなんだろう

そう言えば最近他人に大していらつくことが多い

私はいったいどうしてしまったんだ



ああ やっと気が付いた

あれは私の中の「邪」

もう元には戻れない










   :102:





君はいったい何をしているの?


その手はべっとりと血に濡れている


君はいったい何をしてしまったの?


君の眼は大きく見開かれ怯えたように挙動不信になっている


君はいったいどうしてしまったの?



目の前に転がっているのは


さっきまで君の目の前で君を侮辱していたあの子


さあ 早く逃げないと


ほら あの人たちに捕まれば君の世界は終わってしまう


そら こうなったらあいつらもやってしまえ





私はいったい何をしてしまったんだ?





目の前に転がっている肉塊は数を増やしてしまった


もう誰も君をとめることはできない


その身が朽ちるまで君は狂気に狩られているがいい





もう後戻りはできない










   :103:





あははははは

僕の心に芽生えたこの感情



「負」



この感情は一度生まれてしまえば

消えることは容易いことではない


この感情をどう扱おう

これから僕のすることはその感情に従ってのこと


皆 見ていてくれよ

僕はこんなことをしようと思うんだ




彼の持つその紙には何も書かれていない

彼の計画は彼のみぞ知る

私達は結果を見守るだけ










   :104:





人間は最初 海からやってきた



そんなことを前TVで見たと思う

あの時は「へえー そうなんだ」位にしか思っていなかった

だってあの時は満たされていたから

不満なんて何一つなかったから

あの時の現状に満足して それ以外のことなんて興味がなかったから


今思えば 確かに海はオレ達の「本当の母」なんだと思う

今こうして 海の前に立ち その波打つ姿を眺めていると

無性に懐かしくなって涙が出た

何でこんなに懐かしくなるのだろう


オレはこんな世界に飽き飽きしていた

何が友だちだ 家族だ 親戚だ

皆結局オレの敵になったじゃないか

みんなみんな


下らない汚れきった世界

そんな世界で対最近まで何の苦労もなしに暮らしていたオレ

オレはそんなオレがとても嫌いだ

こんなオレなんていなくなってしまえばいいと心から思った


今頃は皆オレのことなんて忘れてそれぞれかってにしているんだろう

だってそう言う人間だ あいつらは

オレはそんな人間の中から逃げてきた

そして もうすぐあいつらの中に戻ることは永久に無くなる


オレは「本当の母」 母さんの元に帰るんだ

波はオレを迎え入れてくれるかのようにこちらへと腕を伸ばす

波の色はどこまでも黒く それでいてとても澄んでいる

オレは崖の縁を軽く蹴り空を飛んだ



オレはもうすぐあなたの元へ帰ります 母さん



あっという間にオレの身体は波に飲み込まれ見えなくなった

後に残るのはオレがここに来る前にあった静けさ

オレがここにいたなんて証拠は何もなく

元からオレなんて存在しなかったかのような










   :105:





目の前にあるのは水たまりのような暗闇


その中に指を浸せば表面は波打ち波紋を広げる


その中はとても冷たくて私はすぐに手を引っ込めた


指の先が赤くなりじんじんと痛みだす


暗闇は冷たくて冷たくて


でも私はその暗闇の中にいったい何があるのか知りたくて


冷たさを我慢してまたもやその中に指を浸す


指を入れただけなのに 全身を貫くような冷たさ


でも堪えないといけない


私はこの中に何があるのかを知らなきゃいけない


意を決して暗闇の中に手首まで浸す


まるでドライアイスに手を突っ込んでいるような痛みが手を襲った




暗闇の中にあるものは


人間の哀しみ 寂しさ 憎しみ 恨み 絶望


それの他にも沢山の「負」の感情


それが総てあの暗闇の中に押し込まれ


極寒に変わった


私の手は黒く崩れ


一生戻ることはないだろう


























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